暗黒面(ダークサイド)に堕ちた枝豆…-事件簿File2-
ダンダンダン〜ダ〜ダダ〜ンダ〜ダダ〜ン
ダンダンダン〜ダ〜ダダ〜ンダ〜ダダ〜ン
ついに宇宙からの刺客が京都に来ているとの情報を得た。
彼らは枝豆を暗黒面(ダークサイド)に落として京都府全てを暗黒面(ダークサイド)に陥れようとしているらしい。
とにかくこれは調査に行かなければならない!!!
◆京都丹波へ・・・
どうやら現場は京都府船井郡京丹波町。
まずは山陰本線で「園部駅」を目指す。「園部駅」からはバスでおよそ30分。「自然運動公園」が最寄だ。
◆小山城あとを過ぎ~
バスに揺られていると、小山城あとを通り過ぎる。
なるほどこの地域は日本の城郭史で最後の建築物となった櫓などが現存する園部城の最寄でもあった。帰りにちょっと覗いて帰るのもいいな~と思いながらも、とりあえずはダークサイド枝豆の調査だ!
◆ついにダークサイドの枝豆に・・・
ついた先には、
「オーガニックスキンケアと自然栽培のお野菜『ヴァスパー』」
という店が存在。
なるほど、ここを拠点にして動いているのか。
とりあえずは、しれっと店舗内に入り、店員さんに例のブツについて尋ねる。
「あの、黒くなった・・・枝豆があると聞いたのですが?」
「ああ~ありますよ!」
満面の笑みで答えた!
こいつももしや宇宙人の仲間か!?
ちょっと待っててくださいね。と彼女は店の裏にはいっていった・・・。
私もダークサイドへ落とされてしまうのか。
緊張が走る・・・。
数分後彼女がもってきたのは・・・・・
黒い!!!!確かに黒い枝豆!!!!
「やっぱり宇宙からの手下でしたか!!!あなたが全ての黒幕ですね!」
ようやく尻尾を掴んだと興奮気味にまくしたてた私だが、彼女はキョトンとしている。
「これは、晩生種という枝豆ですよ。」
「え・・・・?」
◆「晩生種」の枝豆
9月中旬に出回る「早生黒(わせぐろ)」に対して、10月中旬に収穫されるえだまめを「晩生種」と呼ぶそうだ。
晩生種は早生黒よりも、1ヶ月以上長く畑で育てられるため
その分実が大きくほくほくとした食感を楽しめるのが特徴。
しかし育成期間が長い分台風や残暑などの天候に左右されやすく栽培もとても難しく
1年のうち収穫期間が2週間程度しかないそうで「幻の味」と言われているのだという。
早速味見をさせていただいたが、ううーん。確かにホクホク甘く、まるで小豆のよう。
こんな美味しいものがダークサイドといわれるわけがない・・・。
調査はまたしても空振りではあったが、こんなおいしい枝豆の存在を知れたのは役得というものかもしれない。
◆次への手掛かり・・・
複雑な気持ちで帰路につく途中、園部駅で怪しい人影を見つけた。
やはり、奴らは今回も黒の枝豆を利用し京都府を貶めるつもりだったのか!?
次こそは奴らの尻尾を掴んでやる!という意気込みを新たに胸に刻んだ。
<写真使用をさせていただいたサイト>
http://versuper.com/chemical-free-vegetables/kuromame-2
http://fanblogs.jp/kyocosmos/archive/15/0
http://blogs.yahoo.co.jp/kanezane2/21845945.html
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